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診療科一覧 循環器内科

循環器内科について

循環器内科では、急性期医療から慢性期心臓リハビリテーションまで、幅広い診療を包括的に提供しています。

急性期医療においては、心筋梗塞や不安定狭心症、急性心不全などの緊急疾患に24時間体制で対応しており、ドクターカーによる医師の出動も可能です。

また、2022年からは重症心不全や心原性ショックに対するImpellaを導入し、2025年からは弁膜症に対するカテーテル治療であるTAVIおよびMitraClipを三浦半島で唯一、施設認可を受けて行います。

当科は心臓血管外科との連携が非常に密接で、循環器疾患の入院カンファレンスや心臓血管外科カンファレンス、ハートチームカンファレンスを週に3回合同で実施しています。これらのカンファレンスを通じて、診療科の垣根を越えて患者さんにとっての最善の治療(Best practice)を追求し、ワンチームとして取り組んでいます。
さらに、ICUや脳神経外科、腎臓内科などの他科とも緊密に連携し、迅速な治療を行っています。

慢性期には、心大血管疾患や慢性心不全に特化したリハビリテーションプログラムを提供し、心臓リハビリテーションハイキングや市民公開講座を通じて、患者さんの生活の質を向上させるとともに、患者さんを支えるご家族にも安心できる環境を提供することを目指しています。

2004年に設立されたバスキュラーラボ、2011年に開始した心不全外来、肺高血圧外来、2024年に始まった心臓弁膜症専門外来などを通じて、慢性心不全、心臓弁膜症、全身の動脈硬化性疾患への対応を強化しています。

私たちは診療連携を重視し、さまざまな循環器疾患に対する広範な治療体制を整え、地域に密着した質の高い医療を提供することに努めています。

対象疾患と治療法

検査治療実績

放射線関連

2019
年度
2020
年度
2021
年度
2022
年度
2023
年度
カテーテル
検査治療
CAG839584627615479
PCI353296272260240
ACSへの緊急PCI6735577260
緊急PCI11486917682
待機的PCI239210181184158
EVT2411987117111
PMI(新規)4638154040
リードレス2163
PMI(交換)1520241915
ICD(新規)00423
ICD(交換)02021
CRT-D(新規)232105
CRT-D(交換)22113
CRT-P(新規)10225
CRT-P(交換)00011
心臓CT369381409366430
心臓MRI816311412
心臓核医学267262352302202
画像診断心臓CT369381409366430
心臓MRI816311412
心臓核医学267262352302202

生理機能検査

2021年度2022年度2023年度
経胸壁心臓超音波検査5,4885,9865,873
経食道心臓超音波検査998976
頚動脈超音波検査555575568
下肢静脈超音波検査666894898
下肢動脈超音波検査160171174
その他血管超音波検査116160129
トレッドミル運動負荷検査241249196
ホルター心電図545565465
血圧脈波検査1,8542,0872,188

研修希望の皆様へ

『循環器救急集中治療フェロートレーニングプログラム~Critical Care Cardiology Fellowship Program~』について

当院ではこのたび、『循環器救急集中治療フェロートレーニングプログラム~Critical Care Cardiology Fellowship Program~』医師を募集しております。
循環器領域は、専門性が高く、かつ、疾患が多岐にわたるため、すべての分野に精通することは困難であるため、救急や集中治療を行う上で、救命や病態把握に必要な知識・手技の習得に重点を置き、研修・診療を行うプログラムです。また、待機的な症例を通して手技の精度を上げ、緊急時でも安全・正確に対応できるように、修練を積んでいきます。


循環器内科専門医プログラムで経験が必須とされている検査・手技に関しては、一般的な循環器専門医のレベルに到達できるように術者として研修を積むことができ、日本心血管インターベンション学会認定医取得の要件である経皮的冠動脈形成術 (PCI) 100件を目標に研修を行っていきます。
内科専門医を取得している場合は、循環器内科専門医の取得も可能です。

横須賀市立総合医療センターで循環器内科医として勤務し研修を行います

救急外来での対応や集中治療管理、他院からの紹介や他科コンサルト症例などの急性期や重症例を主に診療します。循環器専門医として必要な手技や検査は、予定入院症例の冠動脈造影、右心カテーテル検査、ペースメーカー植え込みなどから経験してもらい、いずれも専門医の指導下で術者として行います。

最低限の目標

  • 心不全、急性冠症候群、不整脈の初期対応と入院管理
  • 冠動脈造影の読影と手技の習得、血管確保を安全に確実に習得
  • 冠血流予備量比 (FFR) ・心臓核医学検査などの虚血評価の習得
  • PCIをType A病変から順次施行(冠動脈造影 100件以上、かつ、手技が安全、安定していると判断されれば術者としてPCIを行う)
  • IABP・ECMO・Impella挿入とその後の管理
  • 経静脈ペーシングの挿入と管理(恒久的ペースメーカー植え込み術が必要になった場合は、植え込み術も行う)
  • 経胸壁心エコー検査の施行とレポート作成
  • 経食道心エコー検査の施行とレポート作成
  • ハートチームとして心臓外科と手術適応に関して協議し、方針決定
  • 年1回以上の学会発表

その他、希望により以下の研修・手技の修練も可能

  • 末梢動脈疾患の血管内治療
  • CRT・CRT-Dの挿入とデバイス外来管理
  • 電気生理学的検査
カテーテルアブレーション(オペレーターは要相談)
  • 心臓外科でのローテーションや手術への参加・術後管理
  • 心臓外科手術の麻酔導入・管理

実際にうわまち病院循環器内科2年間で経験できた手技・検査件数(オペレーターのみ)

冠動脈造影342例
PCI109例(うち、ACS 39例)
経静脈ペーシング16例
IABP10例
ECMO6例(うち、VV-ECMO2例)
Impella2例
恒久的ペースメーカー留置37例
IVCフィルター留置6例(挿入した例は自分で抜去6例)
心嚢穿刺6例(うち、心タンポナーデ3例)
経食道心エコー111例
日本心血管インターベンション学会認定医取得予定 (2年間で条件クリア)
研修中にClinical Questionが湧き、研究テーマを持った場合は、聖マリアンナ医科大学救急医学リサーチカンファに参加し、研究・論文作成も指導を受けることができます。

対象・取得可能資格

対象循環器を専門的に勉強したい、もしくは、サブスペシャルティーとしたい若手救急医・集中治療医
(医師免許取得後、概ね6年目以降:トレーニング開始時)
かつ、
循環器集中治療において今後指導的立場を目指す医師
(内科専門医を取得しており集中治療専門医を目指したい・循環器の修練を積みたい医師も可能です)
取得可能資格・集中治療科専門医
・日本心血管インターベンション学会認定医
・内科専門医を取得している場合は、循環器専門医

詳細はこちらからご確認ください。

採用情報

採用情報についてはこちらからご確認ください。

関連リンク

外来診療予定表

初診荒木 浩 / 山脇 理弘黒木 茂岩澤 孝昌 / 羽柴 克孝沼田 裕一 / 南本 祐吾泊口 哲也交代制
再診
(予約制)
黒木 茂岩澤 孝昌沼田 裕一荒木 浩 / 圓谷 紘乃 / 羽柴 克孝泊口 哲也 / 南本 祐吾
専門外来
(予約制)
荒木(ASO・末梢血管)包括的心不全センター
岩澤・沼田・黒木
フットケア外来(第2,4週)包括的心不全センター
岩澤・沼田・黒木
弁膜症外来(山脇)荒木(ASO・末梢血管)弁膜症外来(南本)

診療変更・休診情報

2025年3月13日(木) 羽柴医師 休診
2025年3月13日(木) 圓谷医師 休診
2025年3月17日(月) 山脇医師 休診
2025年3月17日(月) 荒木医師 休診
2025年3月17日(月) ASO末梢血管 休診
2025年3月24日(月) 黒木医師 休診
2025年3月25日(火) 黒木医師 休診
2025年3月26日(水) 黒木医師 休診
2025年3月27日(木) 羽柴医師 休診
2025年3月27日(木) 圓谷医師 休診
2025年3月31日(月) 山脇医師 休診

※3月フットケア外来 休診

スタッフ紹介

スタッフイメージ
沼田 裕一

管理者、循環器内科部長

沼田 裕一

主な担当

インターベンショナルカルディオロジー、心不全、心臓リハビリテーション

専門分野、資格など

日本循環器学会専門医、日本内科学会認定内科医、日本高血圧学会高血圧専門医、
日本高血圧学会高血圧指導医、日本病院会認定病院総合医、難病指定医、
身体障害者福祉法に基づく指定医(心臓機能障害)

岩澤 孝昌

副病院長、循環器内科部長 集中治療部部長兼任

岩澤 孝昌

主な担当

虚血性心疾患、心不全、肺高血圧症

専門分野、資格など

日本循環器学会専門医、日本内科学会総合内科専門医、
日本病院会認定病院総合医、難病指定医、
身体障害者福祉法に基づく指定医(心臓機能障害)、
平成26年度神奈川県自治体病院開設者協議会病院職員表彰

黒木 茂

循環器内科部長

黒木 茂

主な担当

循環器一般、カテーテルインターベンション、虚血性心臓病、心不全、末梢血管疾患、ICD、CRT

専門分野、資格など

日本循環器学会専門医、日本内科学会認定内科医、心血管カテーテル治療認定医、
ICD/CRT研修終了医、難病指定医、身体障害者福祉法に基づく指定医(心臓機能障害)、
令和元年度神奈川県自治体病院開設者協議会病院職員表彰

泊口 哲也

循環器内科部長

泊口 哲也

主な担当

循環器全般

専門分野、資格など

日本循環器学会専門医、日本医師会認定産業医

荒木 浩

循環器内科部長

荒木 浩

主な担当

循環器全般、カテーテルインターベンション

専門分野、資格など

日本循環器学会専門医、日本内科学会総合内科専門医、心血管カテーテル治療専門医、
日本専門医機構総合診療専門研修特任指導医、難病指定医、
身体障害者福祉法に基づく指定医(心臓機能障害)

山脇 理弘

循環器内科副部長

山脇 理弘

主な担当

冠動脈カテーテルインターベンション(左主幹部、分岐部病変治療)、
心臓弁膜症カテーテル治療(TAVI,MitraClip)、経皮的左心耳閉鎖システム;WATCHMAN

専門分野、資格など

博士(医学、生命科学)、日本内科学会総合内科専門医、日本循環器学会専門医、
FJCC(Fellow of Japanese College of Cardiology)、日本心血管インターベンション
治療学会専門医、JTVT経カテーテル的大動脈弁留置術(TAVI)指導医
(Core Valueシリーズ、Sapienシリーズ)、アボットMitraClipインプランター指導医、
周術期経食道心エコー認定医(JB-POT)、浅大腿動脈ステントグラフト実施医、
植え込み型除細動器(ICD)、ペーシングによる心不全治療(CRT)研修修了医、
AHA BLS/ACLS プロバイダー、日本循環器病学会 関東甲信越支部 評議委員、
日本循環器病学会 関東甲信越支部 学術委員、
日本心血管インターベンション学会 関東甲信越地方会 運営委員、
Tokyo Coronary Intervention Conference(TCIC)世話人、
Tokyo percutaneous cardiovascular Intervention(TOPIC)SHDプログラム委員、
Structure Club Japan世話人、Japanese Bifurcation Club 理事、
早稲田大学レギュラトリーサイエンス研究所招聘研究員、
多施設共同研究:(社団法人)RELIANCEレジストリー研究会代表理事、
The Best Doctors in Japan™2024-2025(Teladoc HEALTH)

羽柴 克孝

循環器内科副部長

羽柴 克孝

主な担当

冠動脈インターベンション、蘇生科学、救急、循環器全般

専門分野、資格など

日本循環器学会専門医、日本内科学会総合内科専門医、日本内科学会認定内科医、
日本救急医学会救急科専門医、心血管カテーテル治療専門医、
浅大腿動脈ステントグラフト実施医、難病指定医、
身体障害者福祉法に基づく指定医(心臓機能障害)

南本 祐吾

循環器内科医

南本 祐吾

主な担当

循環器全般、虚血性心疾患、弁膜症

専門分野、資格など

日本循環器学会専門医、日本内科学会総合内科専門医、心血管カテーテル治療認定医、
身体障害者福祉法に基づく指定医(心臓機能障害)

圓谷 紘乃

循環器内科医師

圓谷 紘乃

主な担当

循環器全般

専門分野、資格など

日本循環器学会専門医、日本内科学会認定内科医、心血管カテーテル治療認定医

米澤 将克

循環器内科医師

米澤 将克

主な担当

循環器全般

専門分野、資格など

日本内科学会日本専門医機構認定内科専門医、日本循環器学会認定循環器専門医、
日本救急医学会認定ICLSコース修了、AHA認定ACLSプロバイダー

山口 貴宣

循環器内科医師

山口 貴宣

主な担当

循環器全般

大橋 龍太郎

専攻医 循環器内科

大橋 龍太郎

主な担当

循環器全般

患者さんのご紹介について

地域医療連携室では、紹介患者さんの診察予約を行っております。
詳しくは下記よりご確認ください。

外来のご案内

外来受付 0570-032630(代表)

初診
受付時間
月曜~金曜 午前 8:30 11:30 午後 13:30 15:30 外来休診日 日曜・祝祭日・年末年始

※診療は科によって異なりますので、外来診療予定表でご確認ください。

外来診療予定表はこちら

ご面会・お見舞いについて

面会制限 ただいま 面会制限中

期間 2025年3月1日(土)以降

※新型コロナウイルス感染症・インフルエンザの流行につき、面会を制限しております。詳細は下記からご確認ください。

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