腎臓内科について
慢性腎臓病(CKD:Chronic Kidney Disease)は、自覚症状がないことが多く健康診断などで偶発的に見つかった蛋白尿・血尿は腎臓病の大切なサインとなります。現在、CKD患者は成人の8人に1人とも言われています。末期慢性腎臓病から腎代替療法(透析)となるわが国の慢性維持透析患者数は毎年増加し、現在35万人に迫る勢いです。
また、三浦市、横須賀市は、神奈川県内各市町村別の対10万人比の透析患者数が1位と3位になっています。
さらに、CKDは透析の予備軍であるばかりでなく、心臓血管障害(心筋梗塞、狭心症、脳卒中)の発症や、死亡などの予後を左右する重要な因子であることが明らかとなりました。たかが蛋白尿、されど蛋白尿です。
そこで、当院でも増加するCKD患者に対応すべく、2016年4月より新たに腎臓内科を開設しました。多発性嚢胞腎、糖尿病性腎症、慢性腎臓病(CKD)、糸球体腎炎、ネフローゼ症候群等に代表される腎臓病を対象に診療を行っています。
2016年10月21日、血液浄化室8床を開設、末期腎不全が進行し、腎代替療法が必要となられた方については、地域の医療機関や他科との連携を取りながら、血液透析や腹膜透析の導入や腎移植のための紹介に加え、多様な合併症の管理を行っています。また、慢性維持透析を行っている方が当院に入院された場合は、入院中の血液透析や腹膜透析を行っています。
横須賀市立総合医療センターでは、血液浄化室は20床に拡大、移設当初は12床での運用を開始します。地域にお住まいの通院維持透析患者さんの受け入れも開始する予定です。
蛋白尿、血尿から始まる慢性腎臓病(CKD)の早期発見、腎生検、治療を行っています。また、糖尿病、慢性糸球体腎炎、高血圧から進展する慢性腎臓病患者さんの薬物療法による血圧コントロール、栄養指導を含めた生活指導、教育等の早期治療開始により、透析導入を遅らせることを目指します。
腎機能が悪化する前の尿検査異常の段階で治療介入し、いかに心臓血管障害の発症を予防するかが大切です。
健康診断をぜひ、受診していただき、尿検査異常があれば、自覚症状がなくても早めに一度受診、精査することをお勧めします。

採用情報
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外来診療予定表
7月 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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初診、併診 | 齋藤 孝宏 | 志村 岳 | 岡田 恵子 | 櫻井 ひかり | 志村 岳 | 5,19 (交代制) |
再診 (予約制) 午前 | 志村 岳 | 齋藤 孝宏 | 岩野 剛久 | 志村 岳 | 岡田 恵子 | |
再診 (予約制) 午後 | 岡田 恵子 | 櫻井 ひかり | 齋藤 孝宏 | 岩野 剛久 | ||
PD外来 | PD外来 |
診療変更・休診情報
2025年7月4日(金) | 岡田医師 | 休診 |
2025年7月14日(月) | 岡田医師 | 休診 |
2025年7月15日(火) | 齋藤医師 | 休診 |
2025年7月18日(金) | 岡田医師 | 休診 |
スタッフ紹介

腎臓内科部長
志村 岳
主な担当
急性腎障害(AKI)、慢性腎臓病(CKD)
専門分野、資格など
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医・指導医、
日本腎臓学会腎臓専門医・指導医、日本透析医学会透析専門医・指導医、
日本プライマリケア学会認定医・指導医、日本高血圧学会高血圧専門医・指導医、
厚生労働省 初期臨床研修指導医、身体障害者福祉法に基づく指定医(じん臓)、
難病指定医(じん臓)、横浜市立大学医学部非常勤講師

血液浄化室部長心得
岩野 剛久
主な担当
透析療法、腎臓疾患全般
専門分野、資格など
日本内科学会認定内科医、総合内科専門医、日本腎臓学会腎臓専門医・指導医、
日本透析医学会透析専門医・指導医、日本腹膜透析医学会腹膜透析認定医、
多発性嚢胞腎協会PKD認定医、腎代替療法専門指導士、難病指定医
身体障害福祉法第15条指定医(じん臓)、厚生労働省臨床研修指導医

腎臓内科医師
岡田 恵子
主な担当
腎臓内科全般
専門分野、資格など
日本内科学会内科専門医

腎臓内科医師
齊藤 孝宏
主な担当
腎臓内科全般

専攻医
櫻井 ひかり
主な担当
腎臓内科
患者さんのご紹介について
地域医療連携室では、紹介患者さんの診察予約を行っております。
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