集中治療部では医師を募集しています。
当院ICUは2019年10月に集中治療医学会専門医研修施設に認定されました。2025年の新病院への移転に伴い集中治療部門の再編・拡大も計画されています。疾患臓器や重症度によらずどのような症例に対しても対応できるよう、総合診療センター(集中治療部、総合内科、救急科)が三位一体となり継続的な診療・教育を実践しています。
『循環器救急集中治療フェロートレーニングプログラム~Critical Care Cardiology Fellowship Program~』について
循環器領域は、専門性が高く、かつ、疾患が多岐にわたるため、すべての分野に精通することは困難であるため、救急や集中治療を行う上で、救命や病態把握に必要な知識・手技の習得に重点を置き、研修・診療を行うプログラムです。また、待機的な症例を通して手技の精度を上げ、緊急時でも安全・正確に対応できるように、修練を積んでいきます。
循環器内科専門医プログラムで経験が必須とされている検査・手技に関しては、一般的な循環器専門医のレベルに到達できるように術者として研修を積むことができ、日本心血管インターベンション学会認定医取得の要件である経皮的冠動脈形成術 (PCI) 100件を目標に研修を行っていきます。内科専門医を取得している場合は、循環器内科専門医の取得も可能です。
横須賀市立総合医療センター病院で循環器内科医として勤務し研修を行います
救急外来での対応や集中治療管理、他院からの紹介や他科コンサルト症例などの急性期や重症例を主に診療します。循環器専門医として必要な手技や検査は、予定入院症例の冠動脈造影、右心カテーテル検査、ペースメーカー植え込みなどから経験してもらい、いずれも専門医の指導下で術者として行います。
最低限の目標
- 心不全、急性冠症候群、不整脈の初期対応と入院管理
- 冠動脈造影の読影と手技の習得、血管確保を安全に確実に習得
- 冠血流予備量比 (FFR) ・心臓核医学検査などの虚血評価の習得
- PCIをType A病変から順次施行(冠動脈造影 100件以上、かつ、手技が安全、安定していると判断されれば術者としてPCIを行う)
- IABP・ECMO・Impella挿入とその後の管理
- 経静脈ペーシングの挿入と管理(恒久的ペースメーカー植え込み術が必要になった場合は、植え込み術も行う)
- 経胸壁心エコー検査の施行とレポート作成
- 経食道心エコー検査の施行とレポート作成
- ハートチームとして心臓外科と手術適応に関して協議し、方針決定
- 年1回以上の学会発表
その他、希望により以下の研修・手技の修練も可能
- 末梢動脈疾患の血管内治療
- CRT・CRT-Dの挿入とデバイス外来管理
- 電気生理学的検査
- カテーテルアブレーション(オペレーターは要相談)
- 心臓外科でのローテーションや手術への参加・術後管理
- 心臓外科手術の麻酔導入・管理
実際に横須賀市立総合医療センター循環器内科2年間で経験できた手技・検査件数(オペレーターのみ)
冠動脈造影 | 342例 |
PCI | 109例(うち、ACS 39例) |
経静脈ペーシング | 16例 |
IABP | 10例 |
ECMO | 6例(うち、VV-ECMO2例) |
Impella | 2例 |
恒久的ペースメーカー留置 | 37例 |
IVCフィルター留置 | 6例(挿入した例は自分で抜去6例) |
心嚢穿刺 | 6例(うち、心タンポナーデ3例) |
経食道心エコー | 111例 |
日本心血管インターベンション学会認定医 | 取得予定(2年間で条件クリア) |
研修中にClinical Questionが湧き、研究テーマを持った場合は、聖マリアンナ医科大学救急医学リサーチカンファに参加し、研究・論文作成も指導を受けることができます。
対象・取得可能資格
対象 | 循環器を専門的に勉強したい、 もしくは、サブスペシャルティーとしたい若手救急医・集中治療医(医師免許取得後、概ね6年目以降:トレーニング開始時) かつ、 循環器集中治療において今後指導的立場を目指す医師 (内科専門医を取得しており集中治療専門医を目指したい・循環器の修練を積みたい医師も可能です) |
取得可能資格 | ・集中治療科専門医 ・日本心血管インターベンション学会認定医 ・内科専門医を取得している場合は、循環器専門医 |
募集要項
職種 | 集中治療部医師 |
具体的な仕事内容 | (雇入れ直後)外来診療、病棟管理、宿日直業務(病棟担当・夜間救急外来等 応相談)、協会内または近隣医療機関等への診療支援 等 (変更の範囲)診療業務 |
契約期間 | 期間の定めあり(年度ごと) 契約の更新有:労働者の勤務成績、態度、能力及び経営状況、従事する業務量により判断する。 |
試用期間 | 有(3か月・条件変更無) |
就業場所 | (雇入れ直後)公益社団法人地域医療振興協会 横須賀市立総合医療センター (変更の範囲)公益社団法人地域医療振興協会が運営する全ての施設 |
必要資格・経験 | 卒後3年以上、専門医あればなお可 |
年齢条件 | 64歳以下(定年年齢が65歳のため) |
勤務時間 | 日勤 8:30~17:00(休憩休息60分(休憩45分休息15分)) 半日勤 8:30~12:30(休憩無) 宿直 17:00~翌8:45(0:15~8:45深夜勤に該当、休憩休息60分(休憩45分休息15分)) |
時間外労働 | 有(令和6年度平均38.6h/月) 36協定における特別条項有・A水準医療機関(患者数増加、入院患者の急変、救急患者の搬送等に伴う診療、検査、診断、処置、手術への対応の発生時、月100時間まで・年間960時間まで延長。) 健康確保措置:医師による面接指導の実施、相談窓口の設置、産業医等による保健指導の実施、労働安全衛生委員会の定期的な開催 |
休日・休暇 | 原則4週8休制(月~金+土曜午前2~3回/月、その他宿日直あり) 年間休日112日(令和6年度実績) 有給休暇 初年度10日(うち5日を入職日に付与)、以降最大20日/年 特別休暇(夏季・慶弔・産前産後等)、育児・介護休業 他 |
給与 | 臨床経験年数による年俸制 7,815,000円~17,500,000円 (内訳) 基本給相当年額 3,491,760円~11,206,080円 業績給相当年額 706,840円~1,342,400円(等分して2か月毎に支給) 固定残業代相当年額(月60時間分)1,616,400円~5,156,100円 医療機能強化手当(12年目まで)200,000円~2,000,000円 |
諸手当 | 超過勤務手当(月60時間を超えた場合は超過分を別途支給) 宿日直手当(15,000~30,000円/回) 家族手当(扶養) 通勤手当(上限55,000円/月) 住宅手当(上限27,000円/月、対象者のみ) 役職手当(対象者のみ) ※当院規程に基づき支給 |
昇給 | 年1回・4月(上限有) 令和6年度実績有、100,000~700,000円/年(上限有) ただし勤務成績が良好でない場合は昇給しない(当院就業規程に定め有) |
賞与 | 無 |
福利厚生 | 健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険、医師賠償責任保険 企業型確定拠出年金(勤続3年後、退職金に相当する) 職員旅行(年12コース程度) YGMC版プレミアムフライデー制度(時間単位有給休暇) 海外研修制度 他 |
退職に関する事項 | 定年制有(65歳) 自己都合退職の場合は、退職する30日以上前に届け出ること 解雇の事由及び手続:横須賀市立総合医療センター就業規程 第17条、18条、19条に基づき解雇することがある |
受動喫煙防止措置 | 敷地内全面禁煙 |
応募方法 | 応募書類:履歴書(3か月以内に撮影した写真貼付)、医師免許証の写し |
備考 | 採用予定日:応相談 |
連絡先 | 横須賀市立総合医療センター 総務課人事担当 住所 〒239-8567 神奈川県横須賀市神明町1番地8 電話 0570-032630(平日8:30~17:00) メール jinji01[atmark]yokosuka-gmc.jp ※スパム対策のため[atmark]を@に変えて送信してください |
更新日 | 2025/9/13 |
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